先日、教育勅語を現代語訳していたら、
ものすごい違和感に襲われました。
一見良いことを言っているようですが、
ツッコミ所が満載な文章なのです。
それは何か、行ごとに考察してみました。



  教育に関する天皇陛下よりのお言葉


1st Part

天皇である私はこう思う。

井上毅(官僚・政治家)、元田永孚(儒学者)による文なので、嘘です。


日本は御先祖様が作った素晴らしい国である。

御先祖様って誰のこと? 天皇家?


すべての国民は、道徳心があり、よく働き、よく親孝行をする。

そうか?
一見、国民を気分良くさせる文章・・・
親の介護は子供がするのが当たり前だから、
国家予算を使う必要なしとする現政権の発想は、これが原点か?


本当に素晴らしい。
そして、これは教育によるものである。


教育を肯定することで、この勅語を肯定している。
自画自賛的な論理だ。



2nd Part

国民は、親孝行、兄弟姉妹、夫婦、友達と仲良くし、

一般常識的な良いことを言っている・・・


わがままをせず、他人を思いやり、勉強し、善良な人物になり、

一般常識的な良いことを言っている・・・


社会に役立つ仕事をし、天皇・国家が定めた法を守り、

一般常識的な良いことを言っているようだが、
現代の目から見たら、天皇・国家が定めた法が正義とは限らないぞ。


万が一の事が起きれば、命を捧げて天皇・国家を守りなさい。

はぁ? 命を捧げろ??
自分の命より、天皇・国家の方が大切?
何を調子のいいことを言ってるんだ!


神の命令に従い、天皇家を栄えさせなさい。

宗教かよ! イスラム過激派と同じじゃないか。


このような生き方は、天皇に対して忠誠心を示すだけでなく、
自分の祖先が残した美しい伝統を実践するものである。


この責任転嫁、論理のすり替えが宗教的だ。



3rd Part

これは私の御先祖が残してくれた教えなので、
天皇家も一般国民も守らなければならない。


この教えは、井上毅と元田永孚による創作。
自分も頑張るから、おまえらも頑張れって、
何て都合のいい理屈なんだ。


昔も今も永遠に正しい教えで、外国で使っても正しい教えである。

何を根拠に嘘つくんだ?
外国で使うってことは、今後、侵略戦争をするぞと言うことか?
というか、戦争して、韓国、中国、アジア諸国で洗脳教育したし・・・


私は、国民と一緒にこの教えを大切に守り、
国民は教えを実践していくことを、心から願う。


また都合のいい理屈を言っている。


  1890年10月30日

    天皇の名、天皇の印章





教育勅語は、三つの段落から成っています。

天皇である私はこう思う。
日本は御先祖様が作った素晴らしい国である。
すべての国民は、道徳心があり、よく働き、よく親孝行をする。
本当に素晴らしい。
そして、これは教育によるものである。


・・・の部分は、天皇が語っているように思えます。
しかし、

国民は、親孝行、兄弟姉妹、夫婦、友達と仲良くし、
わがままをせず、他人を思いやり、勉強し、善良な人物になり、
社会に役立つ仕事をし、天皇・国家が定めた法を守り、
万が一の事が起きれば、命を捧げて天皇・国家を守りなさい。
神の命令に従い、天皇家を栄えさせなさい。
このような生き方は、天皇に対して忠誠心を示すだけでなく、
自分の祖先が残した美しい伝統を実践するものである。

・・・の部分は、天皇の言葉とは思えません。
自分のために命を捧げよとは、言わないはずです。
政府、政治家、官僚が、国民を都合良く操りたいという
意図の表れです。

最後の段落、

これは私の御先祖が残してくれた教えなので、
天皇家も一般国民も守らなければならない。
昔も今も永遠に正しい教えで、外国で使っても正しい教えである。
私は、国民と一緒にこの教えを大切に守り、
国民は教えを実践していくことを、心から願う。


・・・の部分は、上から目線の天皇が、国民目線へ下りてきて、
一見、フレンドリーな印象を与えます。
これは頭の良いやり方だと思います。
今で言う、ツンデレに魅了されるのと同じです。

軟、硬、軟の段落で構成された教育勅語は、
自己啓発セミナーの論法、経営者の人心掌握術、
宗教の教典のような文章でした。


以上。




I consider the Japanese old rule of education.
2017.04.23 Sun l 教育 l コメント (0) トラックバック (0) l top

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