2013年10月、現政権は大学入試を改革し、
5、6年後に<人物本位入試>を実施するとしました。

テスト1回での総合得点で合否判定をするのでなく、
高校在学中、新たにおこなう基礎テスト、得た資格、
2次試験での面接や論文などを点数化し、
総合的に判定するというものです。

多少点数が低くても大学に合格出来る可能性が高くなる、
と喜ぶ受験生はいるでしょうか?

一見すると、素晴らしい改革のように見えますが、
これは本当に非道い受験システムです。


高校在学中に受ける基礎テストは無料ではありません。
本人が払うか、私たちの税金で払うかです。

面接や論文を客観的に正しく点数化することは不可能です。
面接であれば、見た目の服装などが立派な方が有利です。
みすぼらしい服装の人物は不利です。
会話は、すらすらと発音出来る方が有利です。
しゃべるのが苦手な人物、じっくり物事を考える人物
10人に1人はいると言われる吃音症の人は不利になります。


なぜこのようなシステムが提案されたのでしょうか?

それは、強欲な政治家、官僚、大企業経営者とその仲間達の
息子、娘を有利にし、有名大学へ入れるためです。
社会的な地位と名誉を与えるためです。

経済的に余裕の無い学生は、
高校在学中に基礎テストを受けられません。
立派な服装も着れません。
よって富裕層の息子、娘にはかないません。

さらに2次試験前、面接官には受験生の家柄が知らされるはずです。
テストでの点数が高いが、見ず知らずの若者・・・
点数が低いが、知り合いの良家のお坊ちゃま、お嬢ちゃま・・・
後者を高得点にするはずです。

裏口入学というのは昔から暗黙の了解で存在します。
人物本位入試とは、国立大学においても
それを合法的に行えるようにするためのシステムです。

<人物本位入試>とは、家柄重視入試です。


さらに高校での基礎テストが実施されたら、カネはどのように動くでしょうか?
受験産業は、莫大な利益を得て、強欲な政治家に献金し、
強欲な官僚の天下りを受け入れるはずです。
このシステムは、新たな金儲けの方法だとも言えます。


ちなみに人物本位入試が数年後に実施されたら、
頭が悪い人物達が大学に大量に入学し、学力レベルは下がります。
日本の教育は崩壊するかもしれません。


現在の受験生達はどのように考えているのでしょうか?

自分には関係ないからどうでもいい・・・?
もし2浪、3浪したら関係する・・・?
選挙券もらったけど、どうせ何も変わらない・・・?

2016年1月現在、夏の参議院選挙前なので、
マスコミは、この件について、ほとんど報道しません。
このままだと人物本位入試は、本当に実施されてしまいます。

私は、これまで優秀な人材を育ててきた大学および、
大学入試方法を軽々しく変えるべきではないと考えます。




What is a person-oriented entrance exam?
2016.01.18 Mon l 教育 l コメント (0) トラックバック (0) l top

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