テレビドラマに登場する食べ物、食事のシーンについて
あれこれ、ボンヤリと考えてみました。


ナポリタンは、あばずれの食い物?

「あまちゃん」での名シーンです。
確かに1970年代の青春ドラマを思い返すと、
不良少女たちはスパゲティナポリタンを食べていました。
理由のひとつは、舞台が喫茶店になることが多く、
メニューが限定されたからだと思います。
現在のように、ファーストフード店、ファミレス、
コンビニは普及していない時代でした。

他のメニューだとどうでしょう?

サンドイッチ・・・弱々しい印象です。
カレーライス・・・不良少女役のアイドルちゃんが食べるにはイマイチ。
同じスパゲティでもミートソース・・・高級感が出てしまいます。
もしイカスミだったら・・・口の中が真っ黒! ありえません。

ナポリタンは、赤い色で見た目が良い、高級感がなく庶民的、
演技が苦手なアイドルちゃんもフォークをクルクルしていれば間が持つ、
さらに撮影中に冷めてしまっても不味そうに映らないなど利点が多いです。


特撮ヒーローは、カレーライスが好き?

これは聞いた話です。
ウルトラマン、仮面ライダー、ゴレンジャーなどの特撮ものでは、
食事のシーンにカレーライスが多用されます。
理由は、いつでもどこでも用意しやすいからだそうです。
カレーは作り置きしておいて、暖めるだけすみます。
さらに視聴者の子供たちはカレーライスが大好きです。
子供の心を引きつけます。
カレーを使用するのは、賢い選択だと思います。


井之頭五郎は、なぜラーメンを食べないのか?

「孤独のグルメ」ではラーメンを食べるシーンがほとんどありません。
理由は、いくつかあると思います。
ラーメンは一杯食べただけで完結してしまう食べ物なので、
他のメニューを加えることが出来ません。
餃子、チャーハンを加えても面白くありません。

「孤独のグルメ」の魅力は、
どの店で食べようかと探す楽しみ、
多くのメニューから何を食べようかと選択する楽しみ、
肉を焼く、玉子を割ってかけるなどの食べる過程の楽しみ、
食べる順番を考える楽しみ、
複数の食べ物の味の批評を聞く楽しみ、
などがあるからだと思います。

ラーメンは撮影に向かない食べ物です。
数分間で伸びてしまうからです。
見た目に不味いでは、絵になりません。

そしてさらにラーメン店を扱うと、面倒なことが起こります。
私のようなラーメンマニアが文句を言います。
もし自分が気に入らない店を美味しいと扱われたら、
私なら、ネット上に文句タラタラ書きます。

カレーも同様だと思います。
カレーについても強烈な意見を持つ人物は多いです。


「深夜食堂」のメニューには、なぜ豚汁しかないのか?

注文してくれれば、出来るものなら何でも作るよということは、
メニューは実質的に無限にあるということです。
よって物語りも無限に続きます。


「あまちゃん」は、グルメドラマか?

朝ドラで印象的な食事のシーンを思い返すと、
「あさが来た」・・・今のところ特になし、
「マッサン」・・・ドリンクシーンは多かった、
「花子とアン」・・・コーヒーは飲んでいた、
「カーネーション」・・・食卓がメチャクチャになるシーンはあった、

それに比べて「あまちゃん」は、
ウニ、ウニ丼、まめぶ汁、寿司、刺身などやたらと食べていました。
最終話の焼きうどんも美味しそうだったな・・・
最近、「あまちゃん」はグルメドラマでもあったと考えています。

素晴らしい食事のシーンがありました。
夏、春子、アキの三人が一緒の家で暮らすことになったとき、
朝食のメニューが三人バラバラだったのです。
世代の違い、三人の個性の強さを表現している名シーンだと思います。
台詞にはありませんが、「自分は食べたいものを食べる。」ということです。


ドラマを観るとき、視点を変えると新たな楽しみが生まれます。
食べ物は、語らずとも伝えられる表現のひとつだと思います。


テレビドラマと食べ物は考えると楽しくなってきます。

いつか「孤独のグルメ」に早見あかりがゲスト出演し、
ラーメンを美味しそうに食べるシーンがありますように・・・

いつか「深夜食堂」に、井之頭五郎が出演しますように・・・ 
・・・っていうのは、すでに実現していますね。




TV drama and food
2016.01.07 Thu l 教育 l コメント (0) トラックバック (0) l top

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