2014年10月、現在、東京都内でスーパー堤防の建設が再開されています。

スーパー堤防は、12兆円以上の費用と約400年の時間がかかり、
無駄な公共事業とされ、一時期、工事は凍結されていました。
しかし、現政権になり、工事は再開されました。

立ち退きに反対の住民は強制排除されます。
ニュースを見聞きしていると、ここは中国なのかと錯覚してしまいます。

それほどまでにスーパー堤防は必要なのでしょうか?
私なりに考えました。

まずはこちらをご覧ください。
2012年5月、葛西橋通りを走行中、
江戸川区東葛西、浦安橋から南側を撮影したものです。
スーパー堤防建設予定地です。


DSCN4577_20141005162137d95.jpg

1280サイズはこちら


左側の旧江戸川と右側の住宅地の高さを比べると、
住宅地は水面以下なのがわかります。

これは長年、川が上流から土砂を運び、それが堆積し、
川底を高い位置にしていったからです。
仕方がないので堤防を上げて、を繰り返した結果です。

これは危険です。
もしも地震で堤防が決壊したら、住宅地は水没します。
そこで考え出されたのがスーパー堤防です。

スーパー堤防の必要性については、行政の公式サイトにあります。

http://www.ktr.mlit.go.jp/keihin/keihin00162.html

https://www.city.edogawa.tokyo.jp/kankyo/toshikeikaku/machidukurijoho/index.html

http://www.city.edogawa.tokyo.jp/qa/kankyo/superteibo/superteibo02.html

http://www.kensetsu.metro.tokyo.jp/chisui/jigyou/takashio/super/index.html?sess=74de22317c406fbe95731ccace0969b6


とても立派に説明されているのですが、単純な疑問が沸いてきます。

その1

「普通の堤防は、計画流量を超えるような大洪水により越水が起こると、
 堤防が決壊し、街に大きな被害を与える恐れがあるが、
 スーパー堤防は、大洪水によって越水が起きても堤防が壊れることはなく、
 水が緩やかに流れるようになる、越水しても壊れない堤防である。」

この説明は納得出来ません。
スーパー堤防は、高さはそのままなので、
津波が来た場合、防ぐことは出来ないとあります。

津波は緩やかに流れるとありますが、果たしてそうでしょうか?
東日本大震災での津波を思い出すと、
水の勢いはそんなに甘くはありません。

津波が来たらスーパー堤防上の建物は全壊すると想像出来ます。
さらに浸水する範囲が広がるので、被害は拡大すると思います。

私は、住民に対して安全だと信じ込ませるよりも、
津波が来た場合の避難方法を確立するほうが大切だと考えます。
建物が駄目になっても、人が生きていれば、街は再建出来ます。


その2

「普通の堤防は、軟弱な地盤では、
 大地震が起こると液状化現象やすべりを起こし、
 堤防が壊れて市街地にダメージを与えることが予想されるが、
 スーパー堤防は、あらかじめ調査をし、
 必要に応じて軟弱な地盤を改良し液状化やすべりに強い堤防にする。
 またスーパー堤防と一体化することで地震に強い土地になる。」

この説明も納得出来ません。
東日本大震災では、東京、千葉の埋め立て地帯が液状化現象を起こしました。
スーパー堤防で大量に盛られた土が液状化しない保証は無いと思います。


スーパー堤防の本当の必要性とは何でしょうか?

私は、残土の処分場 確保のためだと推測します。

現在、東京都内では大規模な公共事業工事が行われています。
水害防止のために道路の下に巨大空間を作ったり、
渋谷駅地下も同様な理由で巨大空間を作ったり、
築地市場移転のために豊洲の地面を掘り返したり、
土木工事が行われれば、大量の土が発生します。

以前ならば東京湾岸の埋め立てに使用していたかもしれませんが、
すでに埋め立て処分場としての東京湾は限界に近づいています。
行き場のない残土は河川敷に積み上げられていたりします。

江戸川区などを埋め立て地とすれば、残土処分は解決します。
ついでに豊洲から出た汚染土を薄めて埋めてしてしまえば、
別問題も解決するかもしれません。

さらにリニアモーターによる新幹線の建設も計画されています。
ほとんどがトンネルらしいのですが、残土はどうなるのでしょうか。
残土の処分場は必要だと思います。

少し話はそれますが、米軍のために辺野古の海を埋め立てるための土は、
どこから持ってくるのでしょうか?
まさか東京から??


金の流れはどうなっているのでしょうか?

スーパー堤防を建設すれば、大量の土が必要になります。
どこかから購入して使います。
残土は本来ならゴミです。
その残土に価値が生まれれば、商売として儲けることが出来ます。


費用は誰が払うのでしょうか?

全額、国民の税金です。
政治家、官僚、大企業経営者たちではありません。


スーパー堤防は誰のためなのでしょうか?

巨大公共事業は、建設業界が儲かります。
政治家には献金があります。
官僚、役人は建設業界に天下りできます。

12兆円以上の費用と約400年の時間をかけてまで、
スーパー堤防を作るのには理由があります。




Why Super embankment, necessary?
2014.10.05 Sun l 社会 l コメント (0) トラックバック (0) l top

コメント

コメントの投稿












トラックバック

トラックバック URL
http://hennsyuutyou.blog24.fc2.com/tb.php/1874-fa313580
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)